先日の学会で以下の内容も発表しました。
0歳で即時型反応を起こした卵、乳、小麦アレルギーの合計数10名を除去することなく、負荷試験をやった上で早期から食べさせていたら、1名を除いた全員が除去を解除できたという内容でした。
これには、負荷試験の途中で受診がなくなった人は含めていません。真面目に通い、継続的に食べさせるとこんな感じになるのだろうと思います。ちなみに残りの1人も現在頑張っているところです。
他にも発表することがあり、ここはサラッと触れるくらいにしたのですが、多くの医師がアレルギー症状を起こすと、向こう1年は除去なんて指導されることが多いので、もしかしたら衝撃的な内容だったかもしれません。
実は、この部分に当院のこれまで食物負荷試験に長年真面目に取り組んできたノウハウが詰まっているのです。
ここも質問が出てしかるべきだと思うのですが、何もありませんでした。おそらく大きな病院の医師がこう言うと「どうやっているのか?」なんて質問が出るのかもしれませんが、やはり田舎の開業医のやることには何のインパクトもないようです。
もしかしたら大きな病院がやることほど、型にはまった方法かもしれないのに…。