小児科 すこやかアレルギークリニック

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いつになったら2
2022年09月01日 更新

昨日、食物アレルギーは早期に対応すると治りやすいと言いました。

早期であれば、病気が柔軟性があるのですが、除去していると柔軟性がなくなるように感じています。

その食物アレルギー、ほとんどが経皮感作により発症すると考えています。生後まもない赤ちゃんであっても皮膚から卵や乳の刺激を受けると、抗体を作ってしまうようです。

その辺を注意深くみていると、生後1ヶ月から“湿疹”が出てきます。その湿疹を「乳児湿疹」と診断され、過小診断、過小治療されると、卵などの抗体が上昇してきます。

“湿疹”が軽ければ感作を受けないこともありますが、湿疹の程度が重ければ重いほど、感作を受ける確率が上がってきます。

多くの医師が乳児期の“湿疹”を「乳児湿疹」と診断してしまうところがあり、なかなか適切に治療されないようです。となると“湿疹”が常に存在し、食物アレルギーにつながります。

これまでの経験からその“湿疹”をかなり強力に治療しないと経皮感作は防げないと思います。つまり、今の“湿疹”の取り扱いでは食物アレルギーは減らないことになると思います。

いつになったら、この辺が改善されるのだろうと思っています。