先週末、オンラインで学会発表がありました。
少し前に昔はぜんそくの関する学会発表が多く、それが今は食物アレルギー関連の発表が多くなっていると書きました。若い医師も食物アレルギーに関心があるというか、避けて通れないということなんだろうと思います。
しかし、アトピー性皮膚炎の発表はまだまだ少ない現状です。ハッキリ言ってしまえば、多くの医師が関心を持っていないし、避けている?ということなのかもしれません。
私の場合は、アトピー性皮膚炎にチカラを入れるに至り、近頃はアトピー性皮膚炎の発表が多くなっています。
おそらく多くの医師が乳児湿疹と診断しており、良くならないと親御さんの方がかかりつけ医に断りもなく当院などに鞍替えされるため、医師は湿疹が良くなっていないことや、経皮感作で食物アレルギーを発症していることに気づいていないものと思われます。
もしかしたら自分が治したので、患者さんが受診しなくなったと考えているのかもしれません。これでは、関心も持てないのだろうと思います。
今回、アトピー性皮膚炎について誤解も多いということにも触れました。発表を聞いてくださったごくごく一部のドクターには伝わったものと思われます。
地道に継続していくことに意味がありそうです。