昨日アトピー性皮膚炎の早期発見、早期治療について触れました。
この辺をこだわっって診療していると、非常に早いタイミングで受診してくださったりします。それは年々早くなっているようです。
生後3ヶ月が2ヶ月、2ヶ月が1ヶ月ということなのですが、最近は0ヶ月と言いますか、新生児というタイミングで受診して下さったりします。
先日も生後30日前の赤ちゃんが受診されました。受診のタイミングが早過ぎると、アトピー性皮膚炎と疑うことはできても、診断は難しかったりします。
問診票を見ると、「湿疹」ではありませんでした。「咳」、「ゼーゼー」と書いてあります。
普通は新生児はゼーゼーなんてしないし、ぜんそく発症にしても早過ぎる印象があります。
ここでビビビッときました。当地ではRSウィルスやヒトメタニューモウィルスが流行しています。調べてみると、RSウィルスがしっかりと陽性でした。
上の子が風邪症状だったので、実はRSウィルスにかかっており、もらってしまったと思われます。
コロナウィルス同様、RSウィルスに対しても特効薬はなく、対症療法しかないので、呼吸困難に注意しながら経過をみるという説明をしました。