小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

発症すると
2022年11月18日 更新

食物アレルギーは、感作を受けただけでは診断できないとされます。

卵なら卵を食べて、アレルギー症状が見られて初めて卵アレルギーと診断できることになります。

昨日も触れた通り、卵白を与え始めて、増やした頃にじんましんが広がり、慌ててかかりつけを受診することが多いようです。

アレルギー採血を行い、「卵アレルギーがあるからしばらく除去するように」と指導されてしまいます。

半年間とか1年間除去と指導されることが多いと思いますが、それはガイドラインに記載されているからだと思います。食物アレルギーを発症したら、乳幼児期は治りやすいので、1年除去したのちに負荷試験を考慮するという論文があるのです。

しかし、これは1989年に発浮ウれたもので、30年以上前のものです。現在では食べられる量を食べるという時代に変わってきており、その流れと相反する考え方だと思っています。普通の小児科医の間では、まだまだそう考える医師が少なくないと感じています。

私は学会でもこの点を指摘していますが、聞き入れてもらえないというか、何も変わりません。