先日、40代女性が新型コロナワクチン接種後に亡くなるといういたましい事故がありました。
残念ながら、予防接種などでもアナフィラキシーショックは起こり得ます。インフルエンザや日々の予防接種でお子さんはもちろん、親御さんに対しても接種の機会もあるため、アナフィラキシー ショックを頭に入れつつ接種しています。
小児科医であれば、4種混合や麻疹、水筒などの予防接種は日常業務として行なっています。何千、何万回とやっているものと思います。幸い、私は経験がありませんが、起き得ることは頭に入っているつもりです。
今回の事故の際、会場にいた医師が内科医かどうか分かりませんが、内科医よりは小児科医の方がアナフィラキシー ショックを想定しているものと思われます。現場に小児科医がいれば、もしかしたら打てていたかもしれないと思っています。
こういう事故が起きてしまった以上、国もワクチンを勧めている訳ですから、医師会などが中心となって今回のような事故が繰り返されないようにアナフィラキシー ショックへの対応の研修会を行うべきだと考えています。
地元では、そういう研修会があるから参加するようになんて話は聞いていませんが、「アナフィラキシー ショックに対応したことがないから何もできない」なんてことがないようにしていただきたいと思っています。