小児科 すこやかアレルギークリニック

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加工品のメリット
2022年12月03日 更新

加工品を負荷試験に用いるメリットとして、気軽に準備できることが挙げられます。

実際に負荷試験で食べられたものを家でも食べてもらう。一度食べているので、安心をして自信を持って食べさせることができると思います。

それは親御さんに対してメリットであり、お子さんにとって大きなメリットになり得るかよく分かりません。

私の考える最大のメリットは、アレルギー症状が誘発されにくいということでしょう。

論文でも、小麦と一緒に加熱すると卵の抗原性が低下することを証明したものがあります。つまり、例えば加熱した卵1gと卵1g分を含有した加工品では、起こす症状の出方が変わることを意味していると思います。

これは最大のメリットではないでしょうか?。やはり食物アレルギーは、症状を起こす恐怖を味わわない方がいいのだろうと考えています。

負荷試験を行う限り、症状を起こしてしまう可柏ォはあるのですが、その確率を少しでも低下させることは、美味しく食べることにつながると思っています。