昨日、全国の公立小中学校通常学級に発達障害の可柏ォのある児童・生徒が8.8%いるというネットニュースをみました。
多分、見た人は「えーっ、そんなにいるの?」と驚かれたと思います。
私は「アレルギーが先を越されたな」と感じました。
どういうことかと言いますと、この記事は発達障害の概念がしっかりとあって、それに含まれる可柏ォを多く見積もったと感じました。
一方、アレルギーは喘息が“風邪”、アトピー性皮膚炎が“乳児湿疹”、“乾燥肌”と診断されていたりして、少なく見積もられていると感じているからです。
発達障害は周囲の大人が、発達障害という病気をキチンと認識して、疑わしい子ども達を見逃さないようにしているのに、アレルギーはその辺が曖昧になっていると思われます。
食物アレルギーについても、食べて症状が出るのが食物アレルギーと診断されるのに、アレルギーが心配でナッツ類や魚介類などを食べさせていない親御さんもいますし、実数が把握されていないと思います。
食物アレルギーの把握は難しいとは思いますが、ぜんそくやアトピー性皮膚炎は、実際の医療現場ではかなり少なく診断されていると考えています。