小児科 すこやかアレルギークリニック

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アナフィラキシーショック
2023年01月13日 更新

愛知県で、新型コロナワクチンを打った直後にアナフィラキシーショックを起こし亡くなったという報道が少し前にありました。

改めてアナフィラキシー により人の命が奪われることがあるのだと思い知らされました。

報道では、接種会場にいた医師や看護師がアナフィラキシーショック対応の経験がなかったことも取り上げられていました。

小児科医だと食物アレルギーのお子さんはよく診ていますが、アナフィラキシーショックまでは経験がない医師が多いかもしれません。ただ、さまざまな蘭h接種を日常的にやっているせいか、アナフィラキシーショックを起こしたらどうしようという緊張感は多くの医師が持っているように感じます。

今回の事例を受けて、医師会からアナフィラキシーショックを起こした可柏ォが高いと報告があったと思います。医師なら急激な経過を辿ったことからも、アナフィラキシーショックを起こしたのではないかと推測はできます。

ただ、医師会から経過があまりにも急激すぎたため、アドレナリンを打っていても救命できなかった可柏ォが高いというコメントもあわせて発浮ェあったと思いますが、私が家族であれば、そんなことは言って欲しくないと思います。

亡くなられた方のご冥福をお祈りします。今後は新型コロナワクチンの接種会場でアドレナリン注射が速やかに行われるよう希望したいと思いますし、救命できた事例についても報告して欲しいと思っています。