「初戦」って戦いではないんですが、2023年に入って初めて学会発浮ェありました。
いつくか主張したいことがあり、それを発浮オてきました。
まず最初に訴えたがのが、低年齢はアナフィラキシー例であっても治りやすいのではないかということでした。
日本のガイドラインには、アナフィラキシーがあれば、1年間は除去し、その後負荷試験を考慮すると書かれています。
食物アレルギーの診療を本気でやっていると、1年間の除去って意味があるのか、分からなくなります。重症例ほど、除去したのちに治っているという実感が乏しいという経験からそう感じているのです。
その一方で、「必要最小限の除去」ともガイドラインではうたわれていて、個人的には相反する方針が混在しているように感じています。それで、私は躊躇なくこちらの方針を選択しています。
卵、乳、小麦の3つの食品について、一例ずつ当院で経験したアナフィラキシー例が1年で解除、もしくは解除に近い状態までいっていることを示してきました。低年齢は柔軟性が高いというか、治りやすいということを実感しています。
より重症なケースを提示しましたが、多くが解除できていると思います。その辺もガイドラインの見直しが必要なところではないかと感じています。


