「初戦」で大きく分けて、3つのことを発浮オてきました。
3つ目は、ある一定期間に当院を初診した乳児アトピー性皮膚炎のうち、卵の感作受けていた人が77名いました。その一部は、卵を食べてじんましんなどのアレルギー症状を起こしていました。
ガイドラインには症状を起こすと、1年除去なんて記載もありますが、当院では治ってもらいたいので、除去はしないようにしています。
このリスクのある77名に対し、昨日述べたようにいくつかの段階に分けて卵を食べさせていくのです。
なぜ開業医で入院施設を持たない私が、リスクのある患者さんに負荷試験を行うのか?。それは長年の負荷試験人生の中で、除去した方がリスクがあると考えているからです。
要は、早く食べさせた方がリスクが小さいを考えているのです。
実際、ごくごく一部の患者さんが軽い症状を起こしたのみで、どんどん卵焼きを食べられるようになっていきます。卵白がクラス6の患者さんがいましたが、先日の負荷試験でだいぶいい線までいっています。
現時点で、受診がなくなった人は数名いてそれを除くと、ほぼ全例が治っています。
世の中、アトピー性皮膚炎が「乳児湿疹」などと診断され、適切に治療されていないお子さんはかなりの数に上ります。そのうち、卵に感作されている患者さんは相当いるものと思います。
親御さんは卵が心配なので、少しずつ与えているうちに未然に防げている人って、結高「るのではないかと推測できます。
食物アレルギーは食べることで発症しますが、食べて治療していきます。程度が重くなければ、自然に治ってしまうお子さんは知られていないだけで、結高「るはずだと考えています。
この辺は証明が難しいけれど、私の推測は間違っていないと考えています。