小児科 すこやかアレルギークリニック

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初戦5
2023年02月17日 更新

先週末の「初戦」において、いろいろなことを発浮オてきました。

特にアナフィラキシー を起こしたケースや卵白クラス6の患児に対し、ガイドラインとは異なる戦略をとっていることなどをお話ししました。

具体的には、アナフィラキシー を起こした症例では、1年除去を勧めていたり、あとガイドラインでは「少量」、「中東量」、「日常摂取量」の3段階に分けて食べさせ、「少量」を摂れなければ除去を推奨しています。

アナフィラキシー を起こした翌月に負荷試験をやっていますし、その負荷試験で「少量」食べられないと判明しても、更に少ない量で食べるよう指導しています。

卵白クラス6の児に対して、加工品を食べさせています。ガイドラインでは加工品はあまり「推し」ではないように感じています。

しかし、卵そのものを与えるより明らかに症状を起こさないし、そうなればお子さんや親御さんに苦痛や不安感も与えない訳です。

世の中の食物アレルギーで困っている患者さんのために、どうしたらいいかというヒントをふんだんに詰め込んだ発浮オたつもりですが、大病院の先生方からは質問はなかったですね。

開業医は軽い、治りやすい患者しか診ていないと思っているのかもしれません。残念です。