小児科 すこやかアレルギークリニック

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負荷試験の回数
2023年02月20日 更新

一般的には食物負荷試験は、開業医は実施していない、全国有数の専門病院は多くやっているということだろうと思います。

身近なかかりつけ医である開業医が実施してないのは、痛いところです。だって気軽に受診し、食べられるかどうだを確認してもらえれば最高ではないでしょうか?。

一方、大病院では、負荷試験を受けるために数ヶ月待たなければならないなんて話も聞きます。そんな感じなので、1年間に複数回負荷試験を受けることは難しいようです。

当院では、食物アレルギーの中で一番頻度の高い卵については、3段階で負荷試験をやっています。0歳からだと卵黄や卵ボーロから始めることもあり、4段階になることもあります。

卵については、この複数段階の負荷試験を1年前後で行なっています。1年で3回くらいになるでしょうか?。

乳や小麦は、ミルクか牛乳、うどんかそうめんで負荷試験をやっていますが、やはり数段階に分けて負荷しています。小麦でアナフィラキシー を起こしたお子さんは、1年で6回くらい負荷試験をやって、解除になっています。

重症だと、手間がかかりますが、このように少しずつ確実に食べさせていくのが安全のようです。そこまで重くないと、やはり3段階程度になるように思います。そして、1年前後を目安に解除になっている。

そう考えると、受け皿としては、開業医、大病院はともに向いていないのではないかという考え方もできると思います。

あくまで、当院のようなやり方においてはという前提になります。大病院にかかっている患者さんには衝撃的かもしれませんが、もう少し小回りにきく施設があれば、もしくは対応ができれば、ベストではないかと考えています。