食物アレルギーは、大抵がアトピー性皮膚炎の湿疹からの経皮感作によって起こるようです。
ある皮膚科で“乳児湿疹”の治療をされていて、小麦が経皮感作を起こし、小麦アレルギーを発症したお子さんが当院に紹介されてきました。
皮膚科からなら良かったのですが、小麦アレルギーで緊急受診した小児科からでした。半年前のことです。
小麦はクラス5。以前よりも卵、乳、そして小麦もクラス5や6の患者さんは減っていると思われ、当院では久々のクラス5の患者さんでした。おそらくアトピー性皮膚炎の湿疹がかなり悪かったのでしょう。
いまだに食物アレルギーは除去をして、抗体の低下を待つのが正しいと考えている親御さんはいるかもしれませんが、これはいけません。除去して治るという根拠はないと考えています。
当院に移ってこられて、半年。先日、うどん100gを食べることができました。
これが「普通」です。