春は新年度の始まりということもあり、園、学校で食物アレルギーの話をするよう依頼を受けることが多いです。
少し前に新型コロナワクチン接種後にアナフィラキシー ショックで40代の女性がお亡くなりになりました。アナフィラキシー ショックの最重症型だと言います。
この女性がなぜ亡くならなければいけなかったのか?。もしかしたらアナフィラキシー ショックに有効とされるエピペンを打っていたら助かっていたのではないか?。そう考える方もいらっしゃるかもしれません。
最重症だったからこそ、エピペンを使用していたらと悔やまれるところです。
死を無駄にしないためにも、食物アレルギーでアナフィラキシー ショックを起こした際に、エピペンを速やかに使えるような話をしようと考えています。
昨年までも緊急対応の話はしていましたが、今年からこういう事例が起きた以上、いかに速やかに打つかということに主眼を置こうかと考えています。
となると、病態生理についても触れざるを得ません。実はタイトルの「血管透過性亢進」も、一気に激しく起きると生命の危機的な状況を生みかねません。
分かりやすく説明するには、私自身もなんとなくではいけません。医学部の学生時代に学んだとは思いますが、記憶が…(汗)。ということで、勉強し直しているところです。