政治の世界は、2世議員、3世議員といて、世襲制が問題になっています。
実は、医者の世界も世襲が多いように思います。ただ、医師の場合は、医学部を出て、医師国家試験に合格する必要があるので、票をそのまま引き継ぐ政治家とはちょっと違うと思っています。
ただし、例えば小児科の父から小児科医の子どもが、顧客というか患者を引き継ぐというのはあるでしょうけれど。
医師の世襲は批判されることはないでしょうが、医療レベルがどうなのか?ということが問題だろうと思います。
アレルギーをやっていると、無関心な医師が喘息を“風邪”、アトピー性皮膚炎を“乳児湿疹”などと診断していることはとても多く、患者さんに注意喚起と思い、この場で時々触れています。
昔の医者は仕方ない部分があるのかもしれませんが、若い医者が世代交代の際にそういった“誤診”をも引き継ぐのか、それともブラッシュアップするのか、興味がありました。
お薬手帳を見る限り、悪いところを引き継いでいるところもあるようです。
患者さんは医師に全幅の信頼をおいて受診している訳ですが、なかなか医院全体のレベルアップは難しいようです。


