大阪に行ってきました。
アレルギーの講習会がありました。オンラインでも参加可狽セったのですが、現地参加でいろいろ情報を集めてきました。
タイトルを見て、アトピー性皮膚炎のプロアクティブ療法のことねと思った方、ちょっと違います。
いま、猛威を振るっている花粉症のことでした。
どういうことかと言いますと、花粉症の際に、目が痒くなってから医師から処方された目薬を使う患者さんが多いのだそうです。この使い方は「リアクティブ」な使用法です。
先手必勝がいいので、出かける前、つまり花粉を浴びる前に点眼する方法が「プロアクティブ」なやり方です。
目が痒くでどうしようもなければ、ステロイドの点眼が必要になると患者さんに説明していますが、できれば使いたくはないところ。抗アレルギー薬の点眼で何とかしたいところです。
いまは製薬会社の努力で作用時間が延び、1日2回転眼となりましたが、その前は1日4回点すことがことが望ましいとされていました。
その4回点していた頃のデータとなりますが、医師は1日4回定時に使ってもらうことを期待して点眼薬を処方していたのですが、実際に適正に使っていた患者さんは1割程度だったというデータがあるそうです。
たいていは「痒くなったら点す」というやり方だったそうです。
早速、今日の診療から確認したいと思っています。