小児科 すこやかアレルギークリニック

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「除去」2
2023年05月23日 更新

食物アレルギーの対応として「除去」ではなく、食べられる範囲で食べさせる方が有利という話をしています。

食物アレルギーには「いき値」が関係していて、要はボーダーラインですね。それを超えると症状が出る、それを超えなければ症状が出ないというものです。

卵や乳のいき値が「100」というお子さんがいたとします。

これは私の持っているイメージなのですが、「95」や「99」では必ず症状が出ないとは言い切れない気がします。体調などの影響を受けたりしますので。

「10」lのようにいき値から離れた量の方が安心して与えられるし、実際安定して食べられると思います。「90」とか「99」などで食べさせると、症状を繰り返しやすくなる人もいるように思います。

そうすると本人は症状が出て不快に感じ、食べたがらなくなるし、いき値も下がってしまうこともあるように思っています。