当院が開院したのは15年以上前になります。
当時は卵白やミルククラス6の患者さんは時々受診がありましたが、最近はだいぶ減ったように思います。
“湿疹”が重症だと、重度の食物アレルギーを合併することが多かった訳ですが、以前は“湿疹”への積極的な治療はせずに、本人または母に卵や乳製品を除去させる「治療」が主体だったと思います。
当時は近隣の小児科で、インタールという抗アレルギー薬を食前に飲ませる「治療」をやっているところもありました。
“湿疹”の積極的な治療はしないので、「経皮感作」が一方通行的に起こってしまいます。
なので、卵白やミルクがクラス6という患児が生じやすかったのだろうと思っています。