食物アレルギーという病気に対し、20年以上前から取り組んでいます。
その頃といえば、「除去」が基本でした。しかし、私は頻度の多い卵アレルギーを中心に加工品を食べさせる努力をしていました。
抗体価が高かろうが、アレルギー症状を起こしていようが、食べさせることをやめませんでした。そうして段階的に食べさせて、解除を目指してきたのです。
今では、「食物アレルギーは除去してはいけない」くらいに感じています。
では、これまでの「除去」は何だったのか?。
それは「かわす」こと、「そらす」ことだったんじゃないかと考えています。
食べなければ、アレルギー症状は起こりません。でも、それが治すための「治療」になっているかと言えば、なっていないと考えています。