昨日の昼のちょっと前にある学校の関係者から当院に電話がありました。
その学校に通うお子さんがじんましんが出ている。是非とも診療して欲しいと。
問題は、当院のかかりつけではないこと。ましてや、朝に皮膚科で診察を受けていました。学校側の強い希望で「当院での診療」なのだそうです。
親御さんは皮膚科を受診し、処方も受けてホッとしていたにも関わらず、いきなり連絡がきて、かかったことのない医療機関を受診されられたのでたまったものではないでしょう。
不思議なのが、それだけ心配した学校側が診察についてこなかったこと。これまで学校でアレルギー症状があった場合、養護教諭がついてくることがほとんどでした。
昼休みに支払いに出かける嵐閧ナしたが、嵐閧マ更せざるを得ませんでした。しかも、食物アレルギーでもありませんでした。
最近、かかりつけ医を通さずに、学校側が当院を受診するように指導するケースがとても多いです。主治医の了解も得ていないので、医療的には問題のある行為だと思っています。
大もとの教育委員会に言っても、対応してもらえない状態です。
急増している理由は、おそらく現場への「圧」が強いのだろうと推測しています。
現場が困っているのなら、現場の疑問を解消するために専門家が話をする機会を持つべきでしょうが、私は呼ばれたことがありません。解決の仕方を誤っているように思えてなりません。