上越市で食物アレルギーの誤食事故が多い理由を考えています。
上越市は人口18万人の地方都市です。これくらいのサイズということもあるのでしょうが、私の試算では上越市のエピペン処方の7割くらいは当院からではないかと思います。
17年前の開院当時から、待望のアレルギー専門医ということで、多くの食物アレルギーの患者さんを診てきました。当院の方針はアレルギー症状を起こしていようが、卵や乳の抗体価がクラス6だろうが、加工品を食べさせるという治療を行ってきました。
実際、治ったお子さんも大勢いますし、低年齢から積極的に食べさせており、発症を蘭hできたお子さんもものすごい数に上ると思います。
17年前からこういう治療を行って、それなりに患者さんが集中するということがあれば、同じくらいの人口の都市より食物アレルギーのお子さんはかなり少ないであろうと推測できます。
そういった背景がある上で、上越市では誤食事故が多いのです。何か大きなものが欠けているような気がしてなりません。