小児科 すこやかアレルギークリニック

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0歳と1歳
2024年08月01日 更新

食物アレルギーの治りやすさに年齢が関係しているのはご存知でしょうか?。

完全除去が良くなく、早いタイミングで負荷試験を行って、食べさせ始めた方がいいと言っています。

0歳でアナフィラキシーを起こしたとしても、食べさせていくと大して苦労もなく治ってしまいます。

一方、1歳半ばから治療を開始した小麦アレルギーのお子さん2名の経過を見直してみました。いずれも0歳でアナフィラキシー を起こしていて、すぐに当院に来ずに完全除去をしていて、1歳半ばに受診されました。

2人ともハッキリとアナフィラキシーを起こしています。当然、負荷試験をしながら徐々に増やして、うどんを100から200グラム目指します。

日々の負荷試験に一生懸命なので、改めて経過を見直すことはあまりしてこなかったのですが、この2人について経過をカルテでさかのぼってみました。

1人は1年半、もう1人は3年かけて治しています。時間をかけたというよりは、時間がかかったという印象です。すでに難治化が始まっているようで、一筋縄ではうまくいかなかったです。

専門医での治療は1歳以降よりも0歳からをオススメします。