小児科 すこやかアレルギークリニック

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有病率5
2024年08月23日 更新

以前は、乳児アトピー性皮膚炎を生後1、2ヶ月という発症したての状態で診断したいと考えていました。

実際、早いタイミングで「湿疹」で受診してくれても、“早すぎて”診断できないことがありました(汗)。

その場合は、ステロイド軟膏を使わずに経過をみるのですが、たいていは悪化してきます。それが生後2、3ヶ月のことが多いです。

とても重症なアトピー性皮膚炎の赤ちゃんが生後3ヶ月の時点で受診してくれたのですが、この時点でアレルギー採血で卵白がクラス4。その1、2ヶ月後には卵白はクラス6まで上がり、現時点でも卵の治療を頑張っていて、まだ解除できていないという経験があります。

ちょっと極端な例かもしれませんが、卵の経皮感作は生後3、4ヶ月から本格化しますので、その前には食い止めたいと考えています。