学会に参加してきました。
ベテランの先生による喘息治療の過去、現在、未来についての話は面白かったです。
私が医者になった頃は、テオドールという内服薬とネオフィリン という注射薬がメインでした。気管支を拡張する作用のある薬を用いていました。
ステロイドは使うべきではないという意見も強かったのですが、講師の先生や私の恩師の猛プッシュがあり、ステロイドが使われるようになってきました。
今では喘息発作を起こしやすいお子さんには、吸入ステロイド薬をわりと早いタイミングで使うようになりました。
以前は喘息が重症で、入退院を繰り返して学校生活もままならないため、病院に長期的に入院し、併設された養護学校で学ぶような患者さんが結高「ました。その後は治療の進歩もあり、ほとんどいなくなりました。
若い医師にはピンとこない話でしょうが、昔はいろいろあったことを思い出させてくれました。