小児科 すこやかアレルギークリニック

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2025年バージョン
2025年03月14日 更新

今でこそアレルギー専門医が少しずつ増えてきましたが、私の場合、長年食物アレルギーの啓発にチカラを注いできました。

福岡の専門病院で研修後に2002年から新潟県下で食物負荷試験を行ってきました。いまだに質、量ともにトップクラスだと思います。

ただ、新潟県でトップを目指している訳ではありません。開業医の間で食物負荷試験はあまり普及していませんが、開業医というくくりでは全国有数だろうと自負しています。

開業医のいいところはフットワークの良さ。医師がひとりなので、自分の思うように活動できることでしょう。

ですから、食物負荷試験をやって少しでも食べられるようにしようと考え、幾多の負荷試験を実施することができました。それと食物アレルギーの講演です。

調布の死亡事故を受けて、食物アレルギーの研修会は必須になっています。私の場合、調布の事故の前から、重症な患者の通う学校、園に直接出向いて、食物アレルギーの講演を行ってきました。

第一人者の場合、講演会を開き、園や学校関係者に集まってもらうという手法でしょうが、私の場合は私が主治医の患児の通う園や学校に行き、その子の重症度を説明したうえで、誤食時の対応を説明しています。

これだと園や学校の多くの職員に聞いてもらえるため、ある意味ベストな研修会だと思います。2012年からこのやり方で活動していますが、いまだにやっている専門医は少ないようです。

4月からしばらく予定が入っています。3月になるとこの一年の講演に使うスライドを作成しています。まだ完成していませんが、2025年バージョンはこうやろうという構想はできあがっています。

愛知県の近藤教授が作成し、今年発表された誤食事故の際にこう動くべきという動画をいただきましたので、その動画をメインに据えた構成を考えています。これまでは食物アレルギーをいろいろ知っていただきたいという構成でしたが、誤食に特化したものにするつもりです。まず新潟市内でのお披露目にになります。