小児科 すこやかアレルギークリニック

クリニックからのお知らせ

病院からのお知らせ

誰も言わないけれど
2025年03月18日 更新

「エビデンス」。科学的根拠とされますが、医学にとっても重要なことは言うまでもありません。

医療が各医師の経験や勘によって行われれば、診断や治療法が異なってしまう可能性があります。

医学、医療には経験や勘がつきものだったと思いますが、ガイドラインによって集積したエビデンスが提示され、現時点で真実であろう医療を患者さんに提供するようになったと認識しています。

医師によって違うことを言われると、どちらを信用していいか分からないなんてことが減ってきたのだろうと思います。もちろん患者さんには歓迎すべきことだろうと考えています。

私が専門とするアレルギーの分野はどうか?。

アレルギーは慢性の病気です。症状を繰り返しながら、徐々に悪化し、難治化するのが特徴だろうと思います。

アトピー性皮膚炎は、いつも乳児の早い段階で介入すべきと言っていますが、悪化して、典型的な皮膚所見を呈してから診断されるケースが多いようです。症状が改善せず、当院に救いを求めて受診されるお子さんをみていると、アレルギー専門医であっても早期診断はできていない状況です。

キチンと診断しようと経過をみている段階で、徐々に悪化して皮膚症状も、経皮感作が進行し食物アレルギーも悪化してしまうようです。

アトピー性皮膚炎は発症して数か月の勝負だと考えていますが、湿疹が強いほど、あれよあれよと強い感作を受け、食物アレルギーは治りづらくなります。エビデンスに固執しすぎるのも問題だと言えると思うのです。

誰も言わないけれど、アレルギーにはこういう部分があることを理解して対応することが大切なのではないでしょうか?。