2023年に大きな誤食事故がありました。
そのあとに上越市内で食物アレルギー研修会が計画されました。おそらく学校現場で働く職員に動揺が広がったため、正しい知識を身につけさせたいという教育委員会の考えからだと思っています。
実はその研修会、例の医師が頼まれていたそうなのですが、「主治医に話してもらった方がいいだろう」と急遽私に話が来て、確か1週間くらいあとに研修会が行われました。
当時はその研修会がメディアで大きく取り上げられ、取材も受けました。「主治医の指導で、上越の食物アレルギーは生まれ変わる」そんな雰囲気もあったと思われます。
上越市内の食物アレルギー児の7割が当院で診ているという実績がありますので、多くの患者さんを守るためには、重症さを知っている医師が話すのが適しているだろうと思っていました。
そのあとも継続的に研修会に呼ばれるものと思っていましたが、まったくありません。教育委員会が、というよりも教育長が私のことを嫌っているので、そういうことになっているのだろうと推察します。
一昨年の事故の際の事故報告書も、主治医なしには作成できないはずですが、言葉は悪いですが、事情をよく知らない医師を寄せ集めて作成委員に名を連ねているだけといっても過言ではないと思います。
教育委員会は「医者なら誰でもいい」というところがあるようです。18年上越市内でアレルギー診療を頑張ってきましたが、誰でもよくはないことに気付いて欲しいと思っています。
私が教育委員会と対立しているとお考えの人もいると思いますが、間違ったことを正そうとしているだけです。正してくれれば、協力体制はすぐにでもできあがると思います。