いきなり告白しますが、18年以上前からガイドラインを守っていませんでした、、、汗。
食物アレルギーのガイドラインには症状が出たら、むこう1年は除去と明記されていました。私は恩師の指導もあり、加工品を食べさせるようにしていました。
症状を起こしていたり、検査のスコアがクラス6であってもです。当時から食べられる量は食べさせるという方針でした。
今ほど、食物アレルギーについて解明されていた訳ではないけれど、患者さんが喜んでくれるし、患者さんを改善できるのであれば、そちらの方が大切だと思っていました。
ガイドラインに従わなくていいのか?。多くの医師が責任問題にもなりかねないため、躊躇すると思います。
この世に食物アレルギーのガイドラインが誕生したのが2005年のことでした。そのガイドライン作成委員には私の恩師も名を連ねていて、中心的な存在でした。
2005年よりも前に恩師から学ばせていただいていたので、ガイドラインの方針に沿わなくても、別に問題はないと考えていました。
そして、私が手塩に掛けて治療してきた開院初期の患者さんが、ひとり、またひとりと当院から旅立っていこうとしています。変な言い方になってしまいますが、ガイドラインに従わなくてよかったというのが偽らざる心境です。