小児科 すこやかアレルギークリニック

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地元の患児
2025年04月02日 更新

当院の負荷試験は0から1歳が多いのですが、春休みのせいか年長児が目立ちます。

診療が半日の日はやっておらず、月、火、木、金曜に負荷試験を行っています。学校を休まなくていいように、春、夏、冬休み中は年齢が一気に上がります。

先日、卵アレルギーの負荷試験をやったのは2人とも12歳でした。卵や乳アレルギーは0歳から治療すると面白いくらい治っていきます。その年齢の時に「除去」とやってしまうと、どんどん治りが悪くなります。

長く除去していると、周囲の大人が「食べてはいけない」と言ってしまうので、もう食べるのが怖くなります。食べられたものまで食べなくなり、おそらく免疫的にも解除困難になっていきます。

ある程度の年齢で受診しても、食べたがらなくても、卵や乳は治ってもらわないと困るので、負荷試験を薦めています。

先の12歳の2人にも負荷試験を薦め、少しずつ食べられるようにしていました。

一人は恐怖心が強く、まだ治療中なのですが、焦りは禁物。卵焼き1.2gを食べることができました。もう一人は卵焼き1個を完食しました。

こんな感じで負荷試験が必要と考えると、誰にでも実施しています。アナフィラキシーを起こしやすい重症児には微量でも食べさせようとしています。

地元の患児は、地元の医者が守るべきだと考えています。