小児科 すこやかアレルギークリニック

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大人の対応
2025年04月07日 更新

私はクリニックが休診の水曜の午後を活かして、自分が診ている重症なお子さんの通う園や学校に出向き、患児の重症さや誤食時の対応について説明するようにしています。かれこれ13年以上続けています。

4月は新年度が始まることもあり、予定が埋まっています。一昨年の誤食事故のあった学校やアナフィラキシーを起こし得る食物アレルギーの中学生の通う学校などに出向く予定となっています。

昨年9月に事故のあったお子さんの通う学校からは何も言ってきません。ここが問題であり、私の最も心配しているところです。

確かに保護者側と教育委員会で弁護士を介した話し合いにはなっています。それも全く歯車がかみ合っていないようです。

肝心の患児もまだ通常の状態に戻ってはいませんが、学校との関係性は切っていないですし、保護者も学校に通わせようとしています。

私も主治医としてこの学校に重症度を伝えたりしたいのですが、学校や教育委員会がノーと言っています。私は拒んでもいないのです。

患児の重症度をよく分かっていない医師が研修をやっても一般論で終わってしまいます。事故を繰り返えさせないためには、主治医の説明に耳を傾けることは、有益だろうと思っています。

学校や教育委員会には、大人の対応をお願いしたいと思っています。