アトピー性皮膚炎の場合は、軽微な湿疹は「乳児湿疹」と診断し、疑いようもなく悪化して、こじれた時点でようやく「アトピー性皮膚炎」と診断するケースが多いのかなと感じています。
ガイドラインの診断基準には、左右対称性の特徴的な湿疹が、かゆみを伴い、乳児では2か月以上の経過があれば、アトピー性皮膚炎と診断できることになっています。
私は基本的にこの診断基準に従っており、生後まもない場合はお勧めされているイギリスの診断基準を用いるようにしています。何ら特別なことをしている訳ではありません。
多くのドクターが「確実な診断を」と考えて、慎重に慎重に診断しているのかもしれません。
私の経験上、アトピー性皮膚炎という疾患も早期介入に勝るものはないと確信しています。早期介入のメリットが共有されていかないと、普及していかないのでしょうか?。