13年前の調布市内の小学校での死亡事故以来、食物アレルギーの研修会が義務付けられるようになっています。
私は、研修会の必要性は事故以前から感じており、当院の診ている重症児の通う園や学校に出向いて研修会を行ってきました。研修会の「出前」って感じです。
この研修会にもちょっと「問題」があるかもしれません。
専門医は、ここぞとばかりにあれもこれも知って欲しいと、いろいろと知識を羅列してしまうのです。確かに知識を広め、いろんなパターンに対応できることは大切だと思います。ただ、園や学校の先生も忙しく、「必要最小限の知識だけでいい」と感じる人もいてもおかしくないと思います。
そこで、当院では2025年バージョンの講演スライドをそれ以前のものから一新しました。まず誤食時の対応動画を観ていただき、最低限知っておいていただきたい「知識」を3つにしぼって解説するのです。
ほぼ完成していたのですが、実際に話してみて「これはいらない、あれを足そう」と試行錯誤中ですが、まあまあのところまで来ているかな(笑)。
今日も某小学校に出かけますが、ご期待ください。