小児科 すこやかアレルギークリニック

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新たな局面に
2025年05月08日 更新

昨年9月に直江津南小学校で、重症な卵アレルギー児の机の上にクラスメイトがかきたま汁の器を置くという事故があり、一斉にメディアから報じられました。

教育委員会は、患児の肘に卵が付いただけで、誤食させてもいないし、アナフィラキシーでもないと発表しました。

それ以降、半年以上も続報がほとんどない状態となっています。上越市民や市外の方々が事故の概要を知らないのは当然と言えば当然です。

実際のところ、異変があったから保護者が呼ばれたのですが、じんましんや呼吸器、消化器症状を認め、エピペンを打って総合病院に搬送されました。

普通に考えると、なぜアレルギー症状が起きたのか?、卵の混入があったのではないか?などなど解明すべき点は多いと思います。実際に教育委員会は精査すると言っています。

保護者や主治医の私が解明を求めたけれど、まったく協力してもらえませんでした。開き直って、誤食はないし、(小児科医の協力を受けて)アナフィラキシーでもないと主張してきています。

保護者が学校現場で目で見たことと学校側の説明が異なっています。肝心のお子さんですが、学校を怖がって、ずっと日常生活を取り戻せないでいます。ご自身が保護者の立場に立った時のことを想像してみていただきたいと思っています。

そして、この上越市内で起きてしまった事例、反省すべき点も学ぶ点も多いと思いますが、解明もないので園や学校職員にフィードバックできていません。また事故が起きてしまう可能性が高いのではないかと危惧しています。

冒頭に述べた通り、新たな局面に入るため、しばらくこの場であまり触れることができなくなると思います。おそらく、全力でつぶしにかかられるのではないかと予想しています。