ここのところ、アトピー性皮膚炎の早期介入の課題について触れています。
私の経験では生後1、2か月から発症することが多いので、タイミングが早すぎるという部分はあると思います。
また、これは医師側の問題かもしれませんが、乳児期の軽い湿疹は、これまで「乳児湿疹」と言われてきました。軽微な上に、徐々に消えていくこともあり、さほど問題意識を持てないこともあったかもしれません。
実際は、軽微だった湿疹が少しずつ広がっていき、かゆみが強くなることもあります。じきに消えてしまうのだけれど、経皮感作は起こしてしまい、食物アレルギーを引き起こすこともあります。
個人的には、軽微で治りやすいものと油断せずに、丁寧に診ていく必要があるのだろうと思っています。