歯磨き粉のたとえは、少々違和感がありますが、歯磨き粉がわずかに出たところで気付いて対処すればいいというのは伝わると思います。
どの患者さんも「湿疹」のない状況から歯磨き粉が1ミリ、2ミリと出ていくものと考えています。
乳児の「湿疹」は医師がそれぞれの診断するタイミングを持っています。歯磨き粉が5ミリ出ていても、「これは乳児湿疹だから大丈夫」と判断することもあります。
医師がみな、1ミリのところで気付いてくれることは期待できないと思います。それぞれの医師が先輩医師から教えられたりして、ある程度、決定的な状況にならないとアトピー性皮膚炎とは診断しない、できないと考えているからです。
この要因は「エビデンス」だと思っています。要はある程度「湿疹」がこじれて、「誰がどうみてもアトピーでしょ」という状況になる必要があるととらえているからだと思っています。


