アトピー性皮膚炎と食物アレルギーの早期介入が遅れていて、本来ならもっと軽く済んでいるところが、そうなっていないという話をしています。
これは専門医側の対応の遅れということになるのでしょう。
今日は、行政の対応の遅れを話さざるを得ません。
今年の2月にエピペンに代わる、点鼻式のアドレナリン製剤であるネフィー点鼻液が発売になりました。2か月後の4月に学校や園の現場でも使ってよいということになりました。
調布市の死亡事故以来、食物アレルギー研修が必須となり、全国各地でアナフィラキシー対応の研修会が行われることとなりました。しかしながら、起きてしまったアナフィラキシー時に学校職員がエピペンを有効に活用できていない事実が明らかになりました。結局、アナフィラキシーの知らせを受けて呼ばれた保護者や救急救命士がエピペン注射を行う割合が多いことが分かりました。
おそらく、その現実を受けて、対応の遅れを何とかせんと国がネフィー点鼻液の導入を急いだのではないかと推測しています。
当院ではかなりの本数、ネフィー点鼻液を処方しています。それは上越市に限らずです。
ところが預かりに難色を示す自治体が少なくないのです。某市では私がその施設に出向いてネフィー点鼻液とはどういう薬で、どう使用するかの講義を行ってきました。主治医なので、当然のことです。
いま、別にモメている学校があります。主治医の責任は果たすつもりですので、学校や教育委員会からの連絡をお待ちしています。


