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新型ワクチン、健康成人まで
2010年01月19日 更新

厚生労働大臣が15日に新型インフルエンザの健康な成人への接種を早める方針を明らかにしました。

成人の接種は、当初のスケジュールではまだまだ先で、輸入ワクチンを用いるという話だったと思います。あれだけワクチン不足で騒がれたものですが、実は国産ワクチンが余り始めているのが現状だと思います。それを受け、各都道府県の判断になりますが、近々接種が可能になる模様です。

また輸入ワクチンの使用も特例で承認されるため、徐々に健康成人の希望者への接種が進んでいくものと思われます。ここで気になるのが、輸入ワクチンの安全性がどうなのか?という疑問です。

気になる話題として、先月にカナダで想定よりも高い確率で副反応が起きたというニュースが流れました。その影響で「輸入ワクチンは絶対に受けたくない」とお思いの方も少なくないかもしれません。

厚生労働省が現地調査に乗り出しましたが、結局のところ原因解明には至らなかったそうです。輸入ワクチンにのみ含まれている「アジュバント」が原因とは考えづらく、安全性も充分であることが確認されたそうです。それを受けて今回、特例承認となったのだと思います。

その「アジュバント」ですが、報道などで耳にした方も多いでしょう。国産と輸入ワクチンの最大の違いは、「アジュバント」という免疫補助剤が使われていることでしょう。専門家の見方では、「アジュバント」が有効に作用していて、国産ワクチンよりも免疫をつける作用は輸入ワクチンの方が優位に高いそうです。

とりあえずは国からお墨付きをもらった訳ですから、安心して接種できると考えています。輸入ワクチンは早くて2月上旬に流通してくると予想され、徐々に出回ってくると思います。

先の述べたように、健康成人にも近々接種が開始されると思います。国産ワクチンが余っているため、国産ワクチンからの接種スタートになることでしょう。新型インフルエンザは甘く見るべきではありませんが、タミフルやリレンザといった抗インフルエンザ薬が極めて有効です。国産ワクチンを求めて、各医療機関に希望者が殺到するなんてことにはならないでしょうが、冷静にお考えになった上で接種するかどうかを決めて頂きたいと思っています。

今後、輸入ワクチンを受ける成人が増えてくる訳ですから、逆に、我々医療関係者が混乱を避けるために、輸入ワクチンについて食わず嫌いを起こさないように、正しい情報を流すようにしたいものだと考えています。

当院でも、近々かかりつけの患者さんの親御さんを対象に接種を開始する予定でいます。気になる方はお問い合わせください。