小児科 すこやかアレルギークリニック

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新型インフルエンザに関するデータ
2010年01月09日 更新

新潟県の学級閉鎖の状況をみると、確実に減っているようです。

上越でも新型インフルエンザの患者さんは減ってきている印象を受けます。年末になって近隣の幼稚園や保育園からインフルエンザで受診する子ども達が増えましたが、まもなく年末年始に突入したため、急激な拡大には至らなかったようです。

ネットニュースを見ると、新型インフルエンザについて解明が進んできているようです。患者1人から広がるのは1.21~1.35人であり、感染力は季節性インフルエンザと同等か弱いことも分かってきました。麻しんは13人と言われていますから、感染力はすごく強い訳ではなさそうです。

また、今回の新型の感染者の8割は20歳以下という報告もありました。さらに解明され、20~39歳を1とした場合、19歳以下は2.7倍、40~59歳が0.56倍、60歳以上は0.17倍だそうです。

家庭内で新型感染者が出ると、家庭内で発症する場合もありますが、アメリカの研究では平均2.6日だそうです。私の印象は2日くらいかなと思っていましたが、それが裏付けられた格好です。ただ、4日後に兄弟にうつったケースも経験しています。

先のデータのように、子どもが園や学校からもらってくると、親にはあまりうつらず、下の兄弟にうつりやすいと思っていました。この研究でも18歳以下の子どもが感染、発症する確率は19~50歳の家庭より2倍高く、4歳以下の乳幼児に限ると3.5倍に上がったそうです。

小児科医なら、みな同じ印象を持っていると思いますが、最新の研究により裏付けられたと思っています。日頃から臨床をやっていて、「○○といった傾向があるんじゃないか」と考えることは大事なことだと再認識しました。

冒頭に述べた通り、県内の学級閉鎖の数は減っているのは事実です。8日から新学期が始まった学校も多いようですが、若年者が発症しやすいことが明らかになった訳ですから、一旦減った患者数が増加に転じることが容易に予想できます。このまま収束してしまうとは考えにくいからです。

登園許可の目安が緩められたところもあるようですが、引き続き、新型インフルエンザに対して注意は必要です。気をつけて頂きたいと思っています。