毎日、新型と季節性のインフルエンザのワクチンを打っています。
「同時接種」をやや不安視する親御さんもいない訳ではありません。しかし、先日「新型ワクチンには重大な懸念がない」と国が発表しています。通常のインフルエンザワクチンと同程度の安全性を持っていると考えてよいそうです。
周囲は新型が流行しており、来年の1月になれば季節性インフルエンザが例年通り流行してくることでしょう。新型を優先する姿勢に変わりはありませんが、12月を間近に控え、季節性ワクチンを先送りにばかりしてはいられません。これからも「同時接種」は進めていくつもりです。
間もなく、季節性ワクチンの予約も再開できます。季節性ワクチンを打ちたくても打てなかった親御さんはまだまだ多いと思います。また、「同時接種」はほとんど行われていないと思いますが、親御さんに取ってはありがたいことだと思っています。ご利用いただきたいと思っています。
当院は、正しい医療を行いたいと考えています。どの小児科も混雑しているでしょうが、スピード重視で正しいことができていないのなら、由々しき問題です。医師としての資質が問われていると思います。
食物アレルギーの正しい判断は、「食物負荷試験」をやる意外に方法はありません。「食物負荷試験」は新潟県内ではほとんど行われていませんから、ほとんどの小児科で“正しくない”診断がなされている可能性が極めて高いことになります。
今度詳しく触れるつもりですが、当院を真似し始めた開業医もあります。とてもアバウトなやり方に、その話を聞いたこちらがヒヤヒヤしてしまいます。「患者さんを紹介したくない」程度の考えでやっているのなら、是非とも止めて頂きたいと思っています。
手間をかけても、正しいことを追求したいというのが当院の姿勢です。ただし、その「食物負荷試験」は院内で少しずつ食べさせるので、医院の滞在時間が長いのです。当院には、食物アレルギーで困っている患者さんが多いので、コツコツとやってきましたが、インフルエンザの流行期は医院でインフルエンザをもらってしまう可能性が高まりますので、これまでも1月から3月にかけて休止していました。
今年はご存知の通り新型インフルエンザ騒動が起きています。いよいよ新型インフルエンザの流行が、ここ上越でも本格的になってきています。そろそろ、私のこだわっている「食物負荷試験」を休止せざるを得ないと思っています。なるべくやりたいと思っていますが、休止は12月からと思っています。
食物アレルギーに限らずアレルギー全般に関して、診察時間が短いが故に、適切でない判断をされている患者は少なくなく、なおさら当院が頑張らなければならない状況です。しかし、インフルエンザが流行してくれば、インフルエンザから子ども達を守らなければなりません。
やるせない気持ちではありますが、新型インフルエンザの波にはかないません。予定として11月いっぱいで「食物負荷試験」を休止させて頂くつもりでおります。何卒ご理解のほど、よろしくお願いいたします。


