12日に予定通り、数百人分の新型ワクチンが届きました。
新型インフルエンザが流行しており、ぜんそくの重症なお子さんを大勢診ている当院としては、せっかく授かったそのワクチンを有効に、そして適切に接種していかなければなりません。
1歳以上の健康な子どもの接種が12月から始まるそうですが、当院にかかっていながら接種を待たされて、健康な子どもよりも接種が遅くなったら、優先の意味がなくなるであろうと考え、当院で継続的に治療しているお子さん達の接種を速やかに行う必要がありました。
スタッフとも話し合い、当院の接種のやり方を検討しました。当院は説明が長いので、発想を変えないと平日に新型ワクチンの接種を行うことができません。既に診療の予約も頂いているのですが、月曜、水曜、金曜に1時間半ほど枠を取って接種を行うこととしました。月曜と金曜は午後2時から3時半まで、水曜は半日診療ですが、診療が終わってから、つまり午後1時から2時半ころでしょうか、その時間帯に新型ワクチンの接種を行いたいと思います。土曜日の午後も時間を取ります。
対象は、当院の最優先の重症な発作を起こしやすいお子さんは14日と21日に接種予定ですので、その次の重症度の方とします。フルタイド、アドエア、キュバールを連用している小学生以上のお子さんとなりますが、今回分配されたワクチンの量を考え、オノン、シングレア、プランルカストを連用しているお子さんも含めたいと思います。
薬を「連用」して積極的に予防治療をしている患者さんに速やかに接種したいと思っています。ただ、現在症状が安定しており、薬を中止している方は診察室にて決めさせて頂く場合もあります。
予約は電話連絡、窓口でお願いします。電話は、通常診療に差し支える可能性がありますので、午前10時から午後1時まで、午後4時から午後6時までとさせて下さい。
なお、ワクチンの供給が定かでない時点で、接種が遅くなる場合は接種の優先証明書を書くつもりでおりましたが、状況が変わりましたので、申し訳ありませんが今後は原則としてお断りさせて頂くつもりです。手塩にかけて治療してきた患者さんに対し、当院で接種して頂く責任があると考えるからです。
吸入ステロイドを連用しているお子さんには、なるべく早めに予約して頂きたいと思っています。ただ、オノンなどの抗アレルギー薬を連用していて、時々発作があり吸入ステロイドを加えようか検討中のお子さんもおり、そういうお子さんも含めて早めに接種を済ませて頂きたいと考えています。
日頃から書いているように、国や県の対応は後手後手となっています。そんな状況で現場は混乱しているのも事実です。そういった環境の中で、国が優先すると言い切っているぜんそくの子ども達をいかに守っていくかを最も優先すべきだと思っています。ぜんそくのお子さんの健康を保つために、11月から12月にかけての当院の果たすべき役割は大きいと思っています。


