小児科 すこやかアレルギークリニック

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友人の紹介
2009年11月05日 更新

季節性インフルエンザのワクチンの予約を再開させて頂きました。

今年はどの医療機関もあっという間に予約が埋まってしまって、受けたくても受けられなかった方が多いと思います。そんな中でのワクチンの予約再開だった訳ですが、当院のようなマイナーな小児科のホームページでも見て下さる方が少ないのでしょう。

4日は水曜で診療は半日でしたが、午前中だけでかなり予約のお電話を頂いたようです。中にはかかりつけでない方も混じっていたそうです。全くかかったことがないので、当院のホームページを見ているとは考えにくい。ということは、お母さん方の横のつながりでそうなったのかなと思います。つまり、ホームページを見たかかりつけのお母さんが、かかりつけでない知り合いのお母さんに再開の旨を教えてくれてために、電話がかけることができたのではないかと思っています。

アレルギーは専門医の間では常識でも、専門でない先生には難しかったりするようです。治療してみて症状が改善させられなければ、分かる医師に紹介するのが筋ですが、筋を通さない医師は多いです。患者さんが痺れを切らして、当院を受診されるケースが多いのです。問診表をみると「友人の紹介できました」なんて、期待を込めた(?)一言が付け加えられていることもしばしばです。

本来なら開業医は自分の“身の丈”を知るべきです。私はアレルギーの分野でさえも、目下勉強中です。未熟児や循環器などのやはり専門性が求められる分野は力不足であることは自分がよくわかっています。開業医は未熟児を診ることはないですが、循環器などで分からない時は躊躇なく紹介状を書いています。

アレルギーは日常的によく遭遇する疾患ですが、とても奥が深い学問です。専門的知識や技術がなければ対応できないことも結構とあるのですが、開業医からの紹介はまずありません。「友人の紹介」くらいです。

難しいケースでも、症状が改善しないまま同じ薬で様子をみられています。アレルギーは症状を繰り返すと、より重症化することがあります。かなり悪化した状態で受診されることもしばしばです。医師自身が、言葉は悪いですが「アレルギーをなめている」と思わざるを得ないこともあります。

県外の話ですが、患者を診れないため大学病院に紹介するまではいいのですが、必要な検査が終わったら、また患者さんを返してくれという小児科医もいるそうです。知識が足りないから紹介したのに、おかしな要求であることは明らかです。こういう医師は患者さんの幸せを考えたことがあるのだろうかと思います。

当院にかかっている患者さんもそういう経験はあると思いますが、専門医に一度でもかかると元には戻れなくなると思います。それくらい医療のレベルが異なるのです。患者さんの幸せを望むのであれば、知識不足の自分のところに戻るようには言わないはずです。少なくともその病気に関しては、大学病院で診てもらうのが筋だと思います。自分の患者を減らしたくないというエゴを感じてしまうのは、私だけでしょうか?。

そういう考えって、患者さんから見透かされることも少なくないと思います。逆に患者を減らすことになると思います。当院でも以前かかっていたところで見逃されていたアトピーやぜんそくを指摘して治療すると、症状は改善します。かなりが「友人の紹介」だと思います。そういうことがあると、私の腕を信用してくれて、そのまま健診や予防接種に来て下さいます。もちろん当院から健診に来るように“強要”はしていません。どの医療機関に行くかは、患者さんの自由だからです。

医療にエゴを差し挟む余地はないと思います。これは小児科に限ったことではないですが、自分で対応してみて、専門外でもあって良くならなければ専門医に紹介する、それだけのことをする医師が増えれば、もう少し世の中の病気で悩む患者さんは減らすことができると思っています。