小児科 すこやかアレルギークリニック

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2009年09月26日 更新

26日(土)の14時から第25回院内勉強会を行います。題目は「子どもの長引く咳」です。

咳が止まらないと、当院を受診される患者さんが増えています。小児科、内科問わず、咳が出ると“風邪”と診断されるケースが多いです。耳鼻科にも行かれる患者さんもいますが、鼻がらみで咳が出やすいと説明を受けているようです。

治療を受けても改善しないと、残念ながら同じ薬を出し続けられるケースが本当に少なくありません。私なら「風邪じゃないからじゃないか?。ぜんそくが隠れていないだろうか?。」と考えます。かと言って、隠れているのはぜんそくだけではありません。

細気管支炎もあるし、副鼻腔気管症候群(鼻がのどの奥に落ちて気管支炎を繰り返す病気)、マイコプラズマ、百日咳、心因性咳嗽(ストレスが引き金で口先の咳を繰り返す病気)などを区別して、治療に当たらなければなりません。これらは治療が異なるので、刑事のように経験と勘も総動員して犯人を見つけ出す必要があるのです。

秋に入り、ぜんそくが悪化しやすい季節になりました。残念ながら、ぜんそくが見逃されているケースが多いのです。これを機会に、ぜんそくとそれ以外の咳の長引く病気について解説したいと思いますので、興味のある方はおいで下さい。

話は変わりますが、季節性インフルエンザのワクチンの件です。

新型にかかるとぜんそくをはじめとする慢性疾患のあるお子さんは悪化しやすいと報道されています。実は新型だけでなく、季節性インフルエンザでも同じことが言えます。変な言い方になりますが、この報道のお陰でぜんそく患者さんのインフルエンザワクチンに対する見方が変わったようです。今年は積極的に受けたいとする親御さんが確実に増えています。

今年は新型インフルエンザの影響で、季節性のワクチンが不足しています。平年の7割程しか出回らないと言われています。先に述べた「需要」が増しているにも関わらず、「供給」が追いつかない状況に陥っています。

慢性疾患を専門に扱う当院の使命として、ぜんそくの悪化は避けなければなりません。できるだけ多くのかかりつけの患者さんにまずは季節性インフルエンザのワクチンを接種したいと考えていましたが、当院に確実に入荷するワクチンに相当する分の予約が埋まってしまいました。

この段階での新型インフルエンザの予約のように、見込みや確実性のないことをやるつもりはありません。患者さんを裏切るようなこともしたくありません。当院かかりつけの患者さんには大変ご迷惑をお掛けしますが、季節性ワクチンの予約を休止させて頂きたいと思います。

例年よりも思ったより予約のスピードが早ったというのは言い訳でしかありません。ぜんそくが重症で、本来当院で受けるべき患者さんに希望通りワクチンを打てないのは心苦しく思っています。申し訳ありませんが、今年は国全体としてもワクチンの数に限りがありますので、速やかに近隣の医療機関で予約を取って頂きたいと思っています。

また心配に思っているのは、卵アレルギーが強いお子さんです。どの医療機関でもアナフィラキシーを心配して打ってもらえない方もいらっしゃいます。心配な方は当院に相談して下さい。当院での接種は難しいですが、通常通り接種できるかどうか相談に乗ることは可能です。

新型インフルエンザのワクチンについてはまだ詳細が決まっておらず、まだ予約といった状況ではありません。私もテレビやネットが主な情報源です。新型インフルエンザの情報には注意して耳を傾けていて頂きたいと思っています。

三つ目になりますが、院内には掲示してありますが、休診のお知らせです。

10月3日(土)は第2回「すこやか健康フェア」開催のため休診にさせて頂きます。かかりつけの患者さんにはご迷惑をお掛けしますが、ご理解のほど宜しくお願いします。

この「すこやか健康フェア」には上越はもとより、中越や下越の方からも参加表明を頂いており、現場での食物アレルギーの情報不足を表していると思います。「アレルギー検査が陽性のものはすべて除去しなければならない」というのは昔の話です。それが現場を混乱させるひとつの要因になっていると考えています。食物アレルギーは十人十色のため、個別にキチンと対応する必要があるのです。

開業医は風邪だけ診ていればいい訳ではありません。総合病院よりも高いレベルの医療をできないというのも違うと思います。これからの開業医は、専門分野を活かして困っている患者さんのために、的確な情報を発信する立場にもなる必要があると考えています。

また、10月24日(土)は長岡で食物アレルギーの講演がありますので、休診ではありませんが、早めに切り上げて長岡市に向かわなければなりません。ご了承下さい。