小児科 すこやかアレルギークリニック

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地味だけど大事なこと
2009年09月19日 更新

開業医は、月曜から土曜まで毎日が外来です。

朝から晩までひとりひとり丁寧に対応しているつもりですので、毎日クタクタになります。週末が体を休める唯一のチャンスです。

来週の土曜の午後は、開院以来ずっと続けている院内勉強会があります。今月は「子どもの長引く咳」について解説します。その勉強会のために、その前の週末に勉強会の準備をすることになります。

院内勉強会をしなければ、体を休めることができます。しかし、新潟県の子どものアレルギーの医療は不十分です。それを何とかするために開院を思い立ったので、サボることを良しとしたくありません。

19日の午後も別の予定が埋まっています。診療が終わってまもなく「気道過敏性試験」をやることになっています。私が何年にも渡ってぜんそくの治療を続けてきたお子さんが、治療を止めるべきか続けるべきかを判断する頃合いなのです。

こういう場合、普通は「気道過敏性試験」なんて行いません。小児科医院の多分99%がやっていない検査です。しかし、私を信じて治療し続けて下さった患者さんのために、客観的な指標を元に治療を止める判断をしたいと考えています。自分が休みたいがために、そういった技術を出し惜しみするのは好きではありません。最後まで誠意を尽くすべきだと思います。夏休みに行う予定がずれ込んでしまいましたが、19日にシロクロを付けることにしています。

その後、下越から来客があります。重症な食物アレルギーのお子さんの学校給食での対応について親御さんと学校の先生と三者面談するのです。

やはり、普通はこんなことはしません。小児科医がお母さんに説明し、医師の指示をもとにお母さんが学校側と話し合いを持つのが一般的だと思います。しかし、伝言ゲームのように人を介すると正確な情報が往々にして伝わりません。学校側も大切なお子さんを預かるため、強いアレルギー症状を起こすことは避けなければなりません。慎重になり過ぎることもあるでしょう。

となると、小児科医と学校側が直接話し合う機会があってもいいと思うのです。いや、今までなかった方がおかしいと思います。診療ではないので、もちろん無料で対応しています。ここまでやってこそ、小児科医として“子どもを守っている”と言えると思います。

患者さんを“人”とみれば、自ずとそういう対応になるのではないかと思います。そうやって自分の技術と良心を知って頂くことで、当院のかかりつけの患者さんが増えてきたように思います。決して、大々的に医院を宣伝して患者を集め、流れ作業で診療するようなことはしたくないと思っています。

こういった地味な作業を続けることで、当院の良心的な対応を知って頂き、自分のやりたい医療を行っていきたいと思っています。