小児科 すこやかアレルギークリニック

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すこやか健康フェア準備中
2009年09月15日 更新

10月3日(土)に当院開院2周年記念のイベントとして「すこやか健康フェア」を開催予定です。

新型インフルエンザの流行を心配していましたが、周囲では小康状態のようです。来週に開催か中止の決定をするつもりですが、この雰囲気ですと行えそうだと思っています。今回のイベントを延期すれば、それだけ困っている患者さんやその周囲の関係者のサポートが遅れてしまいます。そういう意味では、延期はなるべくなら避けたいと思っています。

実際、下越からも参加表明があり、幼稚園や保育園で食物アレルギーの情報がいかに不足しているかを如実に表していると思います。食物アレルギーで困っているお子さんは県内には大勢いるはずです。1日も早く無駄な除去や制限をなくしたいし、現場で困っている園や学校関係者の方々にも適切な知識を持って頂きたいと思っています。

メインイベントは富山大学から足立陽子先生をお招きし、富山県における食物アレルギーの現状をご報告頂き、そこから見えてくる課題にどう対処していくかをお話して頂く予定です。私の方からは、まず食物アレルギーの一般的な知識を解説し、アレルギー検査だけで食べる食べられないの判断がアレルギー検査の数値だけでなされている現状が、いかに過剰な制限や除去を患者さんに強いているかについても説明させて頂きます。そのためには「食物負荷試験」を普及させなければなりませんが、「食物負荷試験」のやり方もお話しします。

更にはアレルゲン除去食の展示と試食会も行いますが、新潟県ではなかなか経験できないと思います。食物アレルギーに関するビデオ上映やアレルギーに関する無料相談会も行います。

ここまでは昨年と同様の内容なのですが、ひとつ思いつきました。当院における「食物負荷試験」のデータをお示ししようと考えています。

昨日、適切でない治療で悪化してしまったぜんそくのお子さんの話をしました。ガイドライン通りの治療をすることで、みるみる症状が改善しています。今後はエビデンス(医学的根拠)に基づいた治療をしない医師は生き残れないと思います。大抵の小児科医と親御さん、園関係者はアレルギー検査が陽性であれば、その食品は食べられないものと考えています。アレルギー検査のクラス2以上が陽性とされていますが、当院ではクラス6でも卵製品、クラス4でも卵焼きを食べているケースがあるのです。

アレルギー関係の研究会である総合病院の小児科が1年間の「食物負荷試験」のまとめを発表していました。確か40件弱だったと思います。当院は多いのか少ないのかはよく分かりませんが、開院してからのデータをまとめている最中であり、この2年間で300件は超えそうです。それなりのボリュームのデータになりそうですし、エビデンスもお示しできそうです。

個人の開業医で、県の広範囲を対象にしたイベントを行うところはなかなかないでしょうが、食物アレルギーに関しては後進県である新潟県を変えたい一心です。ひとりでも多くの患者さんや関係者の方にご参加頂きたいと思います。

日曜日もひたすら準備をしていましたが、分かりやすく、「参加してよかった」と言って頂けるようなイベントにしたいと思います。とにかく、私の熱意とともに正しい情報がご参加の皆さんに伝わればいいなと思っています。