当院は、県内で数少ない「食物負荷試験」を実施している医療機関です。
開業医でやっているのは全国的にも稀です。病院では「入院」の上で行っている施設も少なくなく、日帰りで食べられるかどうかを判断できるという意味では、希少価値があると思っています。
中には極めて重症な食物アレルギーの患者さんもおり、全てを外来でできるとは思っていません。しかし、「入院」は患者さん家族にとっても重荷と思われ、外来できるケースは外来で行った方がよいと考えています。
私が講演やこのホームページで、また外来で患者さんに「食物負荷試験」という方法があると言い続けていることもあり、少しずつ確実に「食物負荷試験」という検査が広まっているように思います。
当院ではコンスタントに「食物負荷試験」を行っていますが、先日のある日、実施した患者さんは二人とも長岡市から来られました。長岡市まで70キロくらいあると思いますが、近隣に「食物負荷試験」をやっている施設がないため、通って下さっています。
親御さんは「食べられるものなら食べさせてあげたい」と考え、私は食物アレルギー専門医として間違った指導はしたくないし、アレルギー検査はあまり信用せずに「どこまで安全に食べられるか、明らかにしてあげたい」という信念を持っていますので、両者の考えが一致した時に「食物負荷試験」実施に動き出すということになります。
卵やミルクの値がクラス2とか3、4であっても実際に「食物負荷試験」をやってみると結構と食べられることが分かります。一般的にはクラス2で「食べては行けない」と指導されているケースが多いので、その差は大きい訳です。
当院は新潟市や三条市、長岡市などからも「食物負荷試験」に来て下さっていますが、食物アレルギーで悩んでいるお母さん達にとってみれば、100キロ前後の距離は決して遠くないのかもしれません。
8月の末まで「食物負荷試験」の枠は埋まってしまいました。昨年よりも明らかに予約は多いので、それを受けて枠を拡大しました。食物アレルギーでお悩みの方は早めにご相談下さい。決して裏切ることはしたくないと思っています。


