27日に院内勉強会を行います。
食物アレルギーの専門家は「食物負荷試験」を広めようとしています。そうすることでしか食べられる食べられないの正しい判断をできないからです。
新潟県は食物アレルギーの専門医がほとんど不在な状態です。2005年に食物アレルギー診療ガイドラインが発刊されても、「食物負荷試験」をやり始める医療機関が増えたかと言えば、そんなことはないと思います。
実は、2005年のガイドラインは「食物負荷試験」が正しい判断をする最終手段であることを明言していますが、具体的な方法までは踏み込んでいませんでした。
そこで、日本小児アレルギー学会では、今回の勉強会でお話しする「食物アレルギー経口負荷試験ガイドライン2009」を作成し、「食物負荷試験」のルール作りをして普及させようと積極的に動いています。
当院は、食物アレルギー専門を打ち出しているため、市内や市外からも食物アレルギーの患者さんが受診されます。これまでの状況を伺うのですが、相変わらずアレルギー検査の結果だけで判断されているケースが多く、日本小児アレルギー学会の「正しい医療を広めたい」という熱い思いが末端には広まっていないと思っています。
私は、それこそ末端の小児科医ではありますが、今回のガイドラインの作成委員の先生から直接ご指導頂いた者として、ガイドラインの存在や「食物負荷試験」を患者さんや園・学校関係者に伝える必要があると強く感じています。
開院してから、毎月欠かさずに院内勉強会を行い、そのほとんどを食物アレルギーの話につぎ込んできました。参加者が決して多くない会もありました。「継続は力なり」ということわざがある通り、最近は参加者も増えてきており、今回も参加希望の連絡を多く頂いております。また、市内の学校栄養士の方から食物アレルギーの講演の依頼もあります。
私は地元の上越に「食物負荷試験」を普及させたいと願い、情報発信を行ってきました。僅かではありますが、手応えを感じ始めています。しかし、私の目標は新潟県全体に広めることです。何年かかるか分かりませんが、だからこそモチベーションを高めて頑張っていかなければならないと思っています。


