14日は、診療を休んで東京に行ってきました。「食物アレルギー研究会」があったからです。
この会の参加はドクターだけではありません。看護師、養護教諭、保育士の他に患者さんの親御さんも参加することができます。それだけ、患者さんにとって食物アレルギーの情報が不足していることと、患者さん自身が情報をいかに欲しているかという現状を表しているのだろうと思います。
この日は、朝から夕方まで“食物アレルギー漬け”の一日でした。私にとって、とても有意義でした。新潟県からの参加はあったかどうかよく分かりませんが、もっともっと参加されてもいい研究会だと思います。
別の機会に触れるつもりでしたが、「経口減感作療法」という治療法がいま脚光を浴びています。これまでの食物アレルギーの治療法と言えば、「アレルゲンである食物を食べないこと」でした。この治療は、それと全く逆の発想でアレルゲンを食べて身体を慣れさせていく方法であり、とても注目されています。念のため、申し上げておきますが、実用化されるまではもう少し時間が必要です。
日本を代表する小児アレルギーの専門施設でこの研究が行われています。この会でもその成果も発表されていました。もちろん第一人者の先生方の指示の元なのですが、若い先生も研究に携わり、その成果を発表されていました。こういう話を聞くと、私自身刺激を受け、頑張らなければならないという気になります。
私も開業して1年半近くになりますが、私のやっている医療が古くさくなっているのではないかといつも不安に思っています。実際に、開業当初はこのような「経口減感作療法」はあまり言われてはいませんでした。個人的には、こうやって学会や研究会で勉強しないと、時代に取り残されていくと感じています。
食物アレルギー医療は、どんどん変化し、進歩してきています。ここ数年は目が話せない状況です。開業医は、個人事業なので診療を休んで勉強に行くかどうかは、個人の判断に任されます。来年以降も食物アレルギー研究会には、診療を休んででも参加すべきだと感じたし、それ以外の学会にも参加して勉強し続けなくてはならない、そういった思いを強くして帰ってきました。
他の収穫も、またの機会に触れていこうと思います。いずれにしましても今回学んできたことを、週明けの16日からの診療や勉強を続けるモチベーションとして役立てていけそうだと思っています。


