小児科 すこやかアレルギークリニック

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「初めてです」
2009年01月22日 更新

先日、当院を食物アレルギーということで受診されたお子さんがいました。

その患者さんは、住所をみると東京でした。別にわざわざ東京から来られた訳ではなく、何ヶ月かはこちらにいらっしゃるようです。

話をよく聞いてみると、卵と乳製品、小麦でアレルギー症状が誘発されており、確かに食物アレルギーはありそうです。もしやと思って、皮膚を診察するとアトピー性皮膚炎も合併しています。

東京でもいくつかの医療機関を受診されたそうですが、アトピーとは診断されなかったそうです。時間をかけて説明するとアトピー性皮膚炎であることを理解して頂けました。そりゃ、東京には小児アレルギーで有名な先生もたくさんいらっしゃいますから、巡り合わせの問題だと思います。専門医も多いですが、専門でない医師も多いと言うことでしょう。

また、食物アレルギーはそれらの食品を完全に除去していたので、食べるものに困っていたそうです。「食物負荷試験」をしないと正しい判断ができないと説明し、どのようにやるのかも時間をかけてお話ししました。東京にお住まいでも「食物負荷試験」のことはご存知ありませんでした。ご両親ともに「こんなに話してもらったのは初めてです」とおっしゃっていました。

そう言われて、嬉しくない訳はありません。自分がこだわっている分野だし、なぜ良くならないのか、どうしたら食べられるようになるか、親御さんにとってはずっと悩みの種だったに違いありません。でも私が特別のことをやっているつもりはなくて、福岡の研修先の先生方はみんなこういうスタイルで診療されていたし、私の同志の浜松市でご開業の川田先生もそうされていると思います。

皮膚の状態もよくなかったので、後日再診して頂きましたが、かなり改善していました。こちらにいらっしゃる間は当院で皮膚症状を安定させるよう、協力したいと思っています。お母さんも「食物負荷試験」を是非やりたいと意気込んでいらっしゃいます。

ただ、あいにく上越ではインフルエンザの流行期に入ってしまいました。負荷試験で医院の滞在時間が長くなると、インフルエンザをもらってしまう可能性が高まるため、今は負荷試験は休止しています。とてもニーズが多いため、インフルエンザが収束してきたら、速攻再開したいと思っています。

お母さんにも、上越にいらっしゃる間にインフルエンザが下火になったら、食物負荷試験をやりましょうと言っていますが、間に合うかどうかはまだ先のことなのでよく分かりません。

一度関わったので、食物負荷試験もできれば私がやりたいのですが、タイミング的に難しそうです。そうなれば、東京で「食物負荷試験」をやってくれるアレルギーが専門の小児科の先生を探さなければなりませんし、紹介状も書く必要があります。結構少ないんですよね…。いずれにしても、このお子さんの食物アレルギーとアトピーがしっかり治療されることを願っています。