上越市は、さすが新潟県内で3番目に大きな街だけあって、結構と人の出入りがあるようです。当院も開院してから、既に何人からも「来月転勤するので紹介状を書いて下さい」と言われています。
基本的に健康で、風邪をたまに引いて医療機関をかかる程度なら紹介状は必要ないと思います。しかし、ぜんそくやアトピー、食物アレルギーなどの慢性的が病気があると、引っ越し先でも継続的な治療が必要になりますので、紹介状というこれまでの治療経過、処方内容を記したものが不可欠になります。
先日も県内ではあるのですが、当院から100キロくらい離れた街に引っ越すという患者さんがいらっしゃいました。このお子さんは、咳が止まらないと2件の小児科などの医療機関を経由して当院に来られました。それまでは“風邪”と診断されていました。
いつも通り、過去の症状を時間をかけて聞いた上で、診察させて頂いて、ぜんそくであろうと考えました。その旨を時間をかけてお母さんに説明致しました。ぜんそくの治療を開始したところ、止まらなかった咳は間もなく軽快しました。それ以来、お母さんは当院のファンになったようで、ずっと当院を受診して下さっています。
そんな状況で、あいにくの引っ越しです。私もできれば、ぜんそくに詳しい先生に引き継ぎたいと思っており、どの先生に紹介しようかと考えたのですが、お母さんは「通います」と言って下さっています。気持ちは有り難いのですが、本物の風邪をきっかけに症状が悪化したときなど、100キロの道のりは遠過ぎます。
先月までは、そういう話題は出なかったので、転勤のある職種の方は結構急に引っ越しが決まるものなのですね。以前も触れたと思いますが、ぜんそくのお子さんの親御さんが引っ越しを繰り返されており、転勤する度に治療方針も薬も変わって困惑されていました。申し訳ないのですが、それでは困るのです。お母さんには、日本アレルギー学会認定の専門医の先生に紹介しますと言って納得して頂きました。
症状の出やすい患者さんは、悪化を繰り返すお子さんもいらっしゃいます。丁寧な管理が必要になります。このお子さんにも引っ越し先で、引き続き治療を頑張って欲しいと願っています。


